赤い橋『鳥居橋』
父の背中
3歳頃父の広い背中から建設中の赤い橋を見たおぼろげな記憶がある。小学生の頃深夜に往診に出かける父の背中を半ば夢うつつで見ていた。医師になりたての頃『こんな若造にはまだ負けぬ』という父の凛とした背中があった。循環器専門医になった頃『専門は詳しくても人を丸ごと診られなければ一人前でない』と父の背中をとうして教わった。80歳を過ぎて背中が少し丸くなった頃凛と立つ努力をする父がいた。『鷹一羽赤き橋みせ旅立ちぬ』
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